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Calender

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fuuka
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StraySheep

@*・ェ・@<fukalog♪

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MISTED SKY =wish & sympathy= 6.5th action

目を覚ますと、狭い鳥籠の中にいた。

冷たい床から頬を離す。
どうやら…ワイバーンに連れ去られてそのまま気を失ったらしい。
相当広い場所にいるようだけれど、私は鳥篭に閉じ込められていた。
外に見える青いクリスタルの光がキレイ。

――――ここは、どこ?


「起きたみたいだね」

「……っ誰!」

いきなり男の人の声がした。
急いで声がした反対方向に身を寄せる。
といっても、そんなに身を寄せられるほどこの中は広くない。

目の前には深緋色の瞳の青年。

「僕はホーンテイル。君を攫った犯人だよ」
「ほ、ほんてっ…!?」

この青年がホーンテイル、らしい。
だけど、ホーンテイルは龍ではなかったか…?
よく見ると頭に角が生えている。

――って、それどころじゃない!

一刻も早くここから出なければ…。
自分を落ち着かせて、よく使う移動魔法の呪文を唱えた。

「我を導け…テレポート!」


これで私は鳥篭の外に………


「で、でれない…!?」

おかしい、少しの段差ならテレポートで移動できるはずなのに。
こんなちょっとの鉄格子…飛び越えられるはずなのに。


「……アイスストライク!サンダーボルト!」

ありったけの魔法を使った。
でも鳥篭に弾かれてしまう。

「ど、どうしてっ…」

「無駄だよ、その鳥籠には僕が魔法をかけておいたから。
どんなに君の魔法をぶつけても解けないよ」

憎たらしいくらいキレイに笑う青年…ホーンテイル。
どの魔法も試したけれどホーンテイルが言ったとおり何も効かない。
ホーンテイルはその様を楽しそうに眺めていた。

なんだかそれがムカついて、魔法を使うのを諦めてホーンテイルを睨みつけた。

「……私を攫って、どうする気」

「君、メイプルストーンって知ってるかい?」

『メイプルストーン』…?

自分が攫われた理由を聞いてみたら思わぬ答えが返ってきた。
そんなの聞いたことがない。
それが顔に出ていたのか、ホーンテイルは「そりゃ聞いたことがないよね、極秘だし」と笑っていた。

「メイプルストーンはね、とても珍しい強力な石なんだ。
それこそ世界を征服できるくらいにね」

世界を征服できる石…知らない、そんな石。
どうしてホーンテイルは知るはずもない極秘事項を私に話したのか。
私に何の関係があるというのだ。

「君の心臓にあるんだ」
「…えっ?」


「だから、メイプルストーン。君の心臓に埋まってるんだよ」


――――――こいつは今、なんと言ったのだろう。


メイプルストーンが…私の心臓に…埋まっている?


「メイプルストーンは普段気配を消してるからね。
気付かれないケースが多いけど…僕は気付いた。
メプルストーンの気配に。
皮肉にもナインスピリットととの戦いのおかげで気付かされたなんてね」


私はその石を持っていたから攫われたの?
でも自分自身そんな石、知りもしなかった…。
どうしてメイプルストーンが私の中に…?
なんのために私の中にあるの…?
どうしてどうしてどうして…!


「わ、私は…そんな石…」

「持ってるよ、君は。
だからこうして攫ったんだ…大丈夫、すぐ終わるよ。」



私、殺される…?


そう思ったら身の毛もよだつような不安と恐怖に体が震えた。
メイプルストーンという石は私の体にあるという。
なぜそんな石を持って生まれてきたのか―――

「そんなに震えなくても大丈夫だよ。
―――もしかしたら君の仲間が助けにきてるかもしれないよ?」

「仲間…かすんだ空のみんな!?」


「……ふうかああ!!絶対助けに行くから…!!!」


意識を失う寸前にきいた、りなさんの声。
もしかして、皆ここに…。
私を助け出すために―――

「まあ、邪魔しに来るのは想像できてたけどね」

ホーンテイルはクスリと笑って指を空間に四角い形になぞった。
なぞられた部分はモニターのように浮び上がる。
それを4つ作り上げた。
そのモニターにはテレビの砂嵐がザザーっとながれていた。
まるで監視カメラのよう。
しばらくすると、鮮明な映像がそれぞれに映し出された。


一つは蒼くんがゾンビと戦っている画面。
一つはさっちゃんがワイバーンと戦っている画面。
一つはりなさんとりゅうさんがビシャスと戦っている画面。
一つはさんごさんが走っている画面。

さんごさん以外…傷だらけだ。

「どうしてこんなところにゾンビが…それにビシャスが…!」
「僕がいろいろ手を加えたんだ。すぐに来られちゃつまんないでしょ?
まあ、一人こっちに来ちゃってるけどさ」

相変わらずクスクスと笑っているホーンテイル。
皆が傷つくのを見て何が楽しいの?
だけど…それ以前に、何も出来ない自分が悔しい。

「君を殺してメイプルストーンを手に入れるのは少し先。
お楽しみは最後のほうがいいでしょ?
まずはここで戦ってる奴を排除しなきゃね。
あ、この中から僕の仲間にスカウトするのも手だなあ」

そう言ってモニターを手でぐしゃりと潰した。
愉快そうに笑って。


「そろそろさんごくんが来る頃だね――お出迎えの準備、しようか」

「きゃっ!」

ホーンテイルが指をくいっと上へ動かすと、鳥篭がぐんっと上にあがった。
その反動で体が鳥篭の底に叩きつけられる。
広いこの場所を見渡せるほど高く浮き上がると、大きな扉が目に入った。
それと一人分の足音。



「さあ――宴の始まりだね」



扉が少し、開いた。




To Be Continued…

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