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Calender

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Pict♡Saisa
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fuuka
name♡fuuka
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StraySheep

@*・ェ・@<fukalog♪

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MISTED SKY =wish & sympathy= 4th action

あれだけ生えていた草木が消え視界を奪うほどの濃い霧がメンバーを覆う。
同じミナルの地だとは到底思えなかった。
あたりは荒れ果て邪気を含んだ龍族が身を潜めている。
その廃れた森を抜けると大きな洞窟がひっそりと佇んでいた。


「ここが…ホーンテイルの洞窟」

さんご、りな、りゅう、洸、蒼と続いて中へと入った。
洞窟の中はとても広くて寒く、陽の光が降り注いでいたミナルとは大違いだ。
壁に揺らいでいる数少ない蝋燭の光を頼りに進んでいく。

「そ、蒼くん…ここ気味悪いよ…」
「おっ落ち着いて進めば大丈夫だよ…ほら洸、手繋ごう」

洸と蒼が手を取り合って並んだ。
それをチラリと見たりなが微笑ましいなとクスリと笑った時、さんごが小声で叫ぶ。

「静かに!何か聞こえる…」

その言葉を合図に各々が耳を澄ますと、微かに音が聞こえてくる。
ひたひた、ずるずると何かを引き摺る音。
ソレはだんだんとこちらに近づいてくるようだった。


―――……ン…………ヲ……―――


「……声…?」

何かを引き摺る音と共に唸り声のようなものが洞窟に響いた。
それは洞窟の中のせいか、何重にも響いてより一層不気味さを増した。



―――…シン………ヲ……カク………―――


―――…ト……ス…………ナ……―――


「な…なんて言ってるの…?」
「静かに」

かすかに怯えているような洸にりゅうが制した。
声と音は確実にこちらに近づいてくる。
りゅうはじっと耳を研ぎ澄ませた。


―――……ト…オ……ス………ナ……―――


―――……シ…ニュウ……ヲ…カク……ホ…―――


「”通すな”…”侵入者を確保”……?」
「…敵だ!」


ザッと皆が武器を構えると、目の前には大量のゾンビが行く道をふさいでいた。
口々に「トオスナ」「シンニュウシャヲカクホ」と呟いている。

「ゾンビ!?なんでリプレに!?」
「わからない…とりあえず倒すぞ!」
「ゾンビならウチの得意分野っ!任せて、ヒール!」

洸が杖をゾンビ達に向け、癒しの聖魔法・ヒールを発動させた。
ゾンビ達の弱点は「聖」なので洸の魔法は抜群に効く。
緑の優しい光がゾンビ達を包んだ。

ゾンビの軍勢はその光に一瞬たじろいだ―――と思ったが、
ゾンビ達は弱るどころかこちらへ向かってきたのだ。


「えっ!?…ヒールが効かない!?」
「ゾンビの弱点なはずなのに…」

洸の連発するヒールをものともせずゾンビは一向を襲う。
気付けば前からだけでなく後ろからもゾンビが迫ってきた。

「ああっ、囲まれた…!」
「数が多すぎる…このままじゃここで皆やられる!」

りなが悲痛な叫びをあげる。
辺りを見回すと後ろも前もヒールが効かないゾンビだらけだった。
急がないと、ふうかの命が危ない。

「…っみなさん先に行ってください!ここは僕が引き受けます!」

突然の蒼の声。
その声に洸が怒りをあげた。

「何言ってんの!?ゾンビの数わかってる!?」
「わかってる!だけどここで躓いてたら羊さんが危ないんだよ!」
「そうだけど…そうだけど!でもっそんなことしたら蒼くんが…!」
「僕だって暗殺者の端くれだから大丈夫」

蒼がにこりと笑うと、洸は「ばっかじゃないの…!」と目に涙をためた。

「絶対、絶対みんなでふーちゃん助けるんだからちゃんと追いついてよ!?」
「わかってる」
「追いつかなきゃぜったいぜーったい許さないんだから!!」

そう啖呵を切ったあとにりなの手をとって強引に前へ進んだ。
ひっぱられたことにびっくりしながらりなも後へと続いた。
洸の手から微かな震えを感じる。
―――泣いているのだろうか。
微かに「絶対、追いついてきてね…」と小さな小さなつぶやきが聞こえた。
その言葉が蒼に聞こえたか否かはわからない。
代わりに震えている手を優しくぎゅっと握ると、こたえるように洸も握り返した。

「蒼くん、危険になったら逃げるんだよ」
「さんごさん…。大丈夫です、任せてください」
「…頼んだ」

蒼は奥へと進む4人に背を向けゾンビの前へ立ちはだかった。
両手にはクナイ。
ゾンビは先程と同じように「トオスナ」「シンニュウシャヲカクホ」といい続けている。

生きて洸達のもとへ帰れる自信は…あまりない。
これだけの数がいれば足もすくむ。
だけど迷ってはいられない。
自分も「暗殺者」という職業のプロになる人間だ。


「ここから先は死んでも通さない…覚悟!」


手に構えたクナイを振り上げ、ゾンビの大衆へと向かっていく。

無事に生きて帰れる自信はあまりないが、なんとしてでも僕は洸達のもとへ追いつかなければいけない。
さっき洸と「必ず戻る」と、そう約束したのだから。



To Be Continued…

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