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Calender

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fuuka
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StraySheep

@*・ェ・@<fukalog♪

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MISTED SKY =wish & sympathy= 2nd action

「どうしてふーちゃんが…」

ふうかがリプレのブルーワイバーンに連れ去られてからしばらく流れた沈黙を破ったのは洸だった。
その一言で皆の頭に早く冷静にならなきゃという指令が下された。

「わからない…ここはヘネシスなのに」

いくらか落ち着いた蒼はそう言ってこの地を見回した。
蒼の目線の先にはなんてことのない、いつもの穏やかな風景が広がっている。
まるでさっきの出来事が嘘のようだ。

皆、困惑の表情を浮かべたままお互いの顔を見つめあった。
これからどうすれば良いのか、どうしてふうかは攫われたのか――

そんな時、リーダー・さんごが口を開いた。

「とりあえずここにいても仕方がない。
ふうかちゃんを攫ったのはミナル地方の奴だ、まずはリプレで情報収集に行こう」

「さしずめ四次転職官に聞いてみる、ってとこか。
グリトなら何か羊のことを知っているかもしれないし」

さんごとりゅうの発案を聞き、頷く3人。
ミナル地方にいる四次転職官は他の転職官と比べ、ミナルにいる時間は長い。
それにグリトは直接ふうかの転職をした身、何かわかるかもしれない。

5人はミナル地方のリプレに向かうために船へと乗り込んだ。








10分程船に乗ると、たちまち視界が緑いっぱいになった。
たくさんの木々が立ち並び、葉は太陽の光を反射して輝いている。
ビクトリア大陸にはない珍しい種類の草花が地面から逞しく伸びていた。
ところどころに生えた太い木は村人の住処になっている。

そう、ここはリプレ、半獣族と龍族の地―――

善良な半獣族が住む村を抜けると、草木に隠れひっそりと佇む樹木がある。
そこに小さい入り口があるのだが、常人だと気づくのは困難だ。
かすんだ空一行は過去一度は通ったその入り口をくぐりぬける。
幅の狭い小道をくぐり抜けた先に広がるのは、村とは違う凛とした空間…四次試験官が居座る場所だった。

「君達、久しぶりだな」
「来る頃だと思っていたぞ」

さんご達の顔を見るなり、盗賊転職官のヘリン、戦士転職官のハルモニアが微笑して挨拶をした。

「ヘリン様おひさ!」
「お久しぶりです」

それに続けてヘリンの弟子である蒼、りゅうは笑って挨拶を返した。
さんごとりなも師・ハルモニアに挨拶を返そうとするが…

「しばらくですね、ハルモニアさん。」
「ああ、さんごくん。久しぶりだね。それにりなくんも…」
「久しぶり!セミュオル!!」
「えっ!?あれ、ちょっ…えっ!?」

自分には目もくれず一直線にセミュオルに駆け寄る自分の弟子。
ハルモニアは思わず彼女を二度見をしてしまった。
いきなり挨拶をされた海賊転職官のセミュオルは困惑している。

「お、オイりな…お前、自分の師匠を差し置いて私に挨拶は…よくないぞ」
「えー」
「えー、じゃない。ほら、挨拶」

セミュオルに促されてしぶしぶハルモニアのほうを向いたりな。
嫌なジト目で

「チス。はるもん」

とあだ名をつけた上にスチャっと手を敬礼のように構えた。

「お、お前なぁ…!」

なめられている気がして腹が立つのもあるが、何より新米のセミュオルに負けているようで悔しかった。

「くそぉ…!アイツのどこがいいんだ!銃のどこがいいんだ!」
「みっともないですハルモニアさん」
「くっ…今は何も言うなさんごくん!」

前は子どものように後をくっついてきたのに、と嘆くハルモニア。
以前からりなは暇があればこの場所でまったり過ごしていた。
その中でもハルモニアにはやけにくっついていたのだが、新しくセミュオルが来てからずっと彼にくっつきっぱなしだ。
それだけではない。
最近は海賊の転職者が多い。
ハルモニアはなんだか負けた気がしてならないのだ。




「はぁ…いいな」

そんな戦士達のくだらないやり取りを見てため息をついたレゴル。

「何がいいんだよ、あんなやり取り」
「りゅう君…だって僕には挨拶する弟子すらいないんだよ」

レゴルは弓使いの転職官だ。
だがかすんだ空にはあいにく弓使いの者はいない。
海賊の者もいないが、りながあんな調子で巻き込むのでレゴルみたいにため息をつくことがない。
むしろ別の意味でため息をついてそうだが。

そんなレゴルを見て、そうだ、とりゅうがポケットをごそごそあさり出した。

「おれ、レゴルにプレゼントもってきたんだった」
「…えっ!?プレゼント?」

プレゼントという甘い響きにつられて目がキラキラと輝いた。
実際には目隠しをしているので目は見えない。
キラキラオーラがそう感じさせる。

「りゅう君…僕のために…プレゼントをっ…」

感嘆で上手く声に出せないレゴル。
ちゃんと自分のことを覚えててくれた、そう感じただけで幸せだった。
しばらくごそごそ漁ったあと、りゅうは笑顔でズイと差し出した。

「はい、これ」

「ありが……え?」

りゅうの手の中に納まりきれていないソレを凝視する。
これがプレゼント?嘘でしょう、ねえ…

「いや…僕そんなのもらっても嬉しくない…」
「嬉しくない…?せっかく寂しい思いをしてるレゴルのために持ってきたんだけど」
「いやいやいや!でもっその…それは…」

さらにズイ、と笑顔で差し出してくるソレ。
たじたじのレゴル。

「レゴルにぴったりだと思ったんだけどな。ファイアブルの首輪と赤蝋燭」
「ぼ、僕Mじゃないよ!」
「は?じゃあその目隠しはなに?」
「こ、これはMとかじゃなくて!その…ファッションというか…」
「へー、ファッションで目隠しとかしてるんだ…うわ、引く」
「ちょ、ちょっと引かないで!」
「どうせ目隠しプレイとかそんなんだろ、白状しろよドM」
「ち、ちちち違…!」

迫るりゅうに半分足を踏まれながらもちゃっかりと受け取った。
なぜかほんのり顔が嬉しそうなのはあえて見逃しておいた。


そんな中、頭を抑えつつヘリンが口を開いた。

「君ら…グリトをたずねてきたんじゃないのか」

彼らのやりとりを見て今後が心配になった。
大丈夫なのか、彼らで。

「そうです…!えっと、グリト様はどこに?」

今までの茶番を見てた蒼が一度ぐるりとあたりを見回した。
先ほどからグリトがいない。

「グリトなら少し奥の森にいるぞ」
「そうですか…行ってみます。ありがとうございました!」

転職官から離れた一向は奥の森へと急いだ。
離れる際にりゅうがレゴルを一蹴りしたのは誰も見なかったようだ。


少し奥へと行くと、村よりもさらに木々が生えている地についた。
鬱葱と高い木が並んでおり、所々差し込んでいる太陽の光が天への道を示しているような、
非常に神秘的な場所だった。
その中にグリトが一人佇んでいる。

ざわざわと風が騒ぐ。

彼らの到着を予期していたかのように一向を静かに見つめると、風とともに言葉が流れた。




「――――待っておったぞ。ふうかのことを…話す時がきたようじゃな」



To Be Continued…

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